強いアメリカの象徴!マッスルカー「ダッチバイパー」が生産終了
2019/03/16
アメリカを代表するスポーツカーのひとつ、毒蛇の異名をもつダッジ『バイパー』の生産が、間もなく終了するらしい。
6月21日、ダッジブランドを擁する米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)USによると、「2017年モデルとして、6月24日から受注を開始する5種類の限定車を最後に、バイパーの生産を終了する」と発表されました。
現行バイパーは4世代目モデル
2012年4月に行われたニューヨークモーターショー12で、SRTバイパーの名前で発表されたバイパーには、現在のダウンサイジングトレンドとは全く無縁の大排気量V型10気筒ガソリンエンジンが積まれており、先代同様に排気量は8.4リットルとなっています。
しかし、ピストンやインテークマニホールド、エグゾーストバルブなどに、大幅な改良を受けており、最大出力は640ps、最大トルクは83kgmを引き出す。
これは先代比で、40ps、5.5kgm強化されたことになり、動力性能は0‐96km/h加速を3秒以下で駆け抜ける。
最高速は331km/hに到達っし、0‐400m加速は11秒台半ばを誇ります。
2014年9月に発表された2015年モデルでは、8.4リットルV10が更にパワーアップしており、従来の640psから5ps引き上げられ、645psを発生する。
また、6速MTも改良されており、高速燃費は20マイル/ガロン(約8.5km/リットル)と、従来比で約5%向上しています。
6月21日、FCA USは、2017年型の5種類の限定車を最後に、バイパーの生産を終了すると発表。
初代の誕生から25周年の節目に、その歴史の幕を下ろすことになった。
FCA USの乗用車ブランドを統括するTim Kuniskis代表は、「25年前の初代発売以来、スーパーカーの世界に数々の新記録を打ち立て続けてきた」と語っている。
やはり、時代の変化ですね。
エコカーやEVカーが台頭してきた現代では、大排気量、大パワーはもう
必要ないってことなのかも知れません。
アメリカンマッスルカーと呼ばれた
車の、一つの時代が終焉する象徴を見るような気がします。