有名自動車ブランドのひとつスウェーデンのSAAB(サーブ)が消滅する
2019/03/16
SAAB(サーブ)という自動車ブランドはご存知でしょうか。
車の安全装備に欠かせないシートベルトや、ヘッドライトウォッシャーなど、数々の技術を世界に先駆けて標準装備させたブランドなのだ。
また、このメーカーは、1977年に量産市販車では世界初となるターボエンジンを搭載した「99ターボ」を発売、高い安全性とスタイリングでアメリカを中心にヒットさせた、車のターボエンジンのパイオニアでもありました。
そんな、世界の先端技術を誇っていたSAABが、2017年に消滅することが決定したというから驚きだ。
<SAAB>来年消滅へ 継承の中国企業発表
【ロンドン共同】個性的な車体で日本でも根強い人気を誇ったスウェーデンの自動車ブランド「サーブ」(SAAB)が2017年に消滅することになった。経営破綻したサーブ・オートモービルを継承した中国傘下のナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)が21日発表した。
NEVSは電気自動車(EV)に注力している。「多くの主要市場ではEVにとって転換点が近づいている」として、ブランドも「NEVS」として売り込みを強化する方針だ。
サーブは1947年、航空・軍需品を手掛けるサーブの自動車部門として誕生した。
サーブは1947年、航空・軍需品を手掛けるサーブの自動車部門として誕生。1980~90年代には、日本でも高級志向の消費者を中心に個性的なデザインが人気を集めた。
その後は米ゼネラル・モーターズ(GM)のグループの傘下に入ったが、販売の低迷が続いた。曲折を経たブランドは70年で歴史に幕を下ろすことになる。(共同)
サーブといえば、エリア88を思い出す人もいるのではないでしょうか
ビゲンなどの戦闘機も有名ですよね。
サーブ 37 ビゲン(SAAB 37 Viggen)
飛行機の部門に関しては、完全に別会社なので全く影響はなく、今でも精力的に戦闘機などの開発を進めているそうです。
そういえば90年代初めごろに、友人がこのサーブのコンバーチブルを購入したときのことを思い出しました。
自分は、そのときに初めてこのブランドの存在を知りました。
当時友人は、珍しい高級外車と言っていたのですが、自分にはどう見てもカッコいいとは思えなくて友人は何でこんなクルマを買ったのか不思議で仕方ありませんでした。
今考えてみると、俺ってなんてセンスが無かったのでしょうか^^;
しかし、助手席に乗せてもらってオープンで街中を走った時の爽快感と高級外車だという優越感は今でもはっきりと覚えています。
でもやはり、車ファンにとっては一つのブランドが無くなってしまうというのは、とても切なく寂しいものがありますね。