ホンダが軽自動車のエンジンで世界最高記録達成!ボンネビルで400キロ超【動画】
2019/03/16
米国ユタ州ソルトレイク市ボンネビル・スピードウェイで開催されたマシンのスピードを競う大会で、FIA(国際自動車連盟)公認のクラス最高速記録を樹立したという。
しかも、軽自動車用のエンジンに改良を加えて、なんと時速400km以上ものスピードを出すことに成功したというのは驚きだ。
これはすごいとしか言いようのない快挙ですね。
ホンダの公式ページによると
米国ユタ州にある巨大塩湖の干上がった塩の平原のボンネビル・スピードウェイで最速記録を競う競技「Mike Cook’s Bonneville Shootout」に出場し、株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンターの若手有志のチームでスピード記録に挑戦した。
今回のチャレンジは、将来に向けた技術開発と若手技術者の育成を目的として、公募により結成された社内有志チームが車両開発を進め、より過酷な条件下でのデータ収集と技術の到達度を把握するために参戦したものとのこと。
そして、そんな若手技術者らが情報収集から設計、マシンの製作、テストを担当して完成させた車両が、FIA公認のクラス最高速記録を達成!
なんと、1マイル測定区間261.875mph(約421.446km/h)
1km測定区間261.966mph (421.595km/h)という結果を残したというのだ。
車両を専用設計で開発
今回のチャレンジのための車両は、空気抵抗を極限まで低減した専用設計のストリームライナー型の車体を開発したというのはよく聞く話だが、何よりも驚きなのは、軽スポーツカーS660用をベースに高出力型に改良したエンジンを搭載しているという点である。
いくら、改良したとはいえ660㏄の軽スポーツカーエンジンで400キロオーバーは凄いとしか言いようがないですね。
まさに、ダウンサイジングの究極系な姿がここにあるのではないだろうか。
世界最速記録への挑戦
最近では、車ファン待望のスーパーカー「NSX」の受注を開始し、さらには自社開発のジェット機「HondaJet」までも受注を開始して話題騒然のホンダ。
これからの展開にもますます期待が高まるばかりです。